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北米駐在員報告
2001年11月 経済 駐在員 : 若梅真樹
・0.5%の追加利下げ実施
米連邦準備制度理事会(FRB)は、連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、短期市場金利の指標となるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.5%引き下げて年2.0%とし、即日実施することを決定した。また、公定歩合も同幅引き下げ、1.5%とした。利下げは年初来これで10回目となり、下げ幅は4.5%に達し、金利は61年9月以来約40年振りの低水準となった。
10月の雇用統計で失業率が5.4%に跳ね上がったこともあり、一段の景気悪化防止を目的に大幅利下げを行ったものだが、失業者急増は消費者心理をさらに冷え込ませ、米経済を長期のリセッションに追い込みかねないと懸念されている。
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