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中国駐在員報告

2009年4月 社会・時事
駐在員 : 若田部 孝


国際天文年における皆既日食
 〜千年に一度の規模の皆既日食を中国で見る〜

 ガリレオ・ガリレイが望遠鏡を天文観測に使用し、今年で400年になることから、国連では2009年を国際天文年と決めた。この記念の年の最大の天文ショーが、本年7月22日に出現する皆既日食である。
 この世で最も美しい自然現象といわれている皆既日食は、日中において、太陽と月が完全に重なり、月夜のように暗くなる中で、月に隠された太陽の周りでは、コロナが輝き、プロミネンスといわれる太陽の表面の火焔が、妖しく揺らめく。今回の皆既日食では、その持続時間が4分から5分と長く、1千年に一度の規模といわれている。
 この皆既日食の詳細は、次のとおりである。出現地域は、インド、中国、日本の鹿児島県のトカラ列島を経て、西太平洋のマーシャル諸島付近までとなっている。また、出現時間であるが、中国では7月22日(水)の午前9時頃(現地時間)と計算されている。特に出現時間の長い地域は、中国の長江地域の安徽省、江蘇省、浙江省及び上海市といわれている。
 富士山静岡空港が、6月4日に開港し、中国直行便は、6月5日から、中国東方航空により週4便が就航するため、ぜひ、静岡の皆さんも、家族で実際に観に来てはいかがでしょうか。約1,800万人の人口を擁する大都市で皆既日食が観測されることは珍しく、しかも、この時期は、長江地域の梅雨明け後であるため、晴天率も高い。また、皆既日食の空中における透過率については、上海市の郊外等であれば、自動車等によるスモッグ等の影響も少なく、皆既日食の観測には支障がないようだ。
 皆既日食の出現地域の中国の各都市では、「最良の観測スポットは、私たちの市で、観測体制も完備している。」とPRし、海外をはじめ中国国内からも観光客を集めようとしている。なお、中国科学院天文科学普及サイト委員会では、皆既日食の通る軌道に位置し、皆既日食の時間が5分44秒となる安徽省銅陵が、観測に最も適した地点と公表している。


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