韓国駐在員報告
2013年2月 経済
駐在員 : 外山 靖
長引く不況と最近の円安による日本人観光客の減少に頭を痛めた韓国の高級ホテルが、売り上げ回復を狙い相次いで「半額セール」や「割引プロモーション」を行っている。
ホテル関係者によると、ソウル特別市西大門区の高級ホテルでは、VIPラウンジで毎日午後7〜9時に提供される「ハッピーアワーサービス」を宿泊客以外の一般客も利用できるようにした。このサービスは、ワインや料理を好きなだけ楽しめるというもので、宿泊客は無料、一般客も女性は2万ウォン(約1,600円)、男性は3万ウォンで利用できる。本来は1人4万ウォン以上するサービスで、近郊の会社員が多く訪れているという。
また、江南区の高級ホテルでは、週末のビュッフェ利用客を対象に大人1人につき12歳未満の子ども1人の食事代を無料にするサービスを行っているほか、最高級ホテルが20〜30%の割引プロモーションを行っている。
関係者は、「割引プロモーションを頻繁に行うと顧客が定価では宿泊しなくなる恐れがあるが、現時点ではやむを得ない」としている。
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