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台湾駐在員報告

2015年3月 社会・時事
駐在員 : 宮崎悌三


 5年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京都は環境に優しい自転車の利用を促進しようと、複数の区で別々に進めている「自転車シェアリング」(事前に登録した会員の間で自転車を共同で利用する取組み)について、区をまたいだ広域的な取組みを進めるという。

 事務所がある台北市でも、自転車シェアリングサービス(名称「ユーバイク(微笑単車)」)は、すでに6年前から導入されており、私も日常的な足として利用している。オレンジと黄色の配色の自転車は、看板などがひしめく街並みの中でもひときわ目を引くが、至るところに駐輪場が設置されており(台北市内に196か所、約6,400台の自転車が設置されている(ユーバイクホームページによる))、利用は24時間可能で、しかも自転車を借りた駐輪場とは別の駐輪場に返却することもでき、利用時間が30分以内であれば無料なので、利用者にとっては非常に便利なサービスである。市内の大きな通りでは、歩道と車道のほか、自転車道の整備が進められていて、人や車との分離が図られているので、安心して利用できる。

 このサービスへの登録は、駐輪場に備えられている端末で済ますことができる。登録に必要なものは、本人確認のための台湾で使える携帯電話と非接触型のICカード(悠悠カード)もしくはクレジットカードだけ。簡便さが受けたのか、現在の登録者数は約280万人、のべ利用者数は台湾の人口より多い3,300万人をすでに超えている(同ホームページより)。

 この自転車シェアリングサービスは、台北市のほか、お隣の新北市、台湾中部の台中市や彰化県にも広がりを見せており、台北市と新北市との間では連携に向けた調整を進めるとしている。

 しかし、台北市は、これまで市が負担していた運営補助金を見直すこととしており、30分以内無料のレンタル料金の有料化を検討している。料金や時期は未公表であるが、一日7万人を超える利用者に対するアンケート調査で、約50%の人が10元(約38円)であっても利用したいと答えたことを受けて料金の設定をするとのこと。たとえ有料になったとしても、市民の足として定着したユーバイクにはこれからもお世話になりそうである。


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