台湾駐在員報告
2017年7月 経済 駐在員 : 内藤晴仁
台湾最大級の食品見本市「FOOD TAIPEI」が台北市内で開催され、国内外から多くの食品業者等が出展した。県内からは静岡市が初めて参加したほか、台湾への販路開拓・拡大に取り組む県内企業がブース出展を行い、県産食材等を用いた自社製品をPRした。
台湾当局は日本産食品の輸入規制及び規制強化(2011年及び2015年)を実施しているが、台湾への日本産食品の輸出額は2011年の836千米ドルから1,010千米ドル(2016年)と着実に増加している。台湾での根強い日本人気と訪日旅行客増加の影響で、日本産食品の商機は拡大している。
県内事業者の評価も高く、来訪者が絶えないブースでは休む間もなく商品説明やPR等が行なわれていた。また、来年度の出展を検討するために視察に来た自治体や企業もあり、本食品見本市への関心の高さを覗わせた。
事務所は台湾の現地バイヤーや日系食品企業等を県内企業ブースへ案内し、商談を働きかける等の支援を行った。今回の出展を通じて一つでも多くの商談が成立し、県産品が台湾で販売されることを願っている。
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