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中国駐在員報告

2017年11月 経済
駐在員 : 土屋岳久


 浙江省の省都である杭州市の飲食店が、世界で初めて顔の認証によって代金の支払いができるシステムを導入した。
 この顔認証システムを導入したのは、ケンタッキーフライドチキン系列の「K-PRO」という店で、阿里巴巴(アリババ)集団(本社:杭州市)の電子支払システム「支付宝」(アリペイ)を使い、店舗内の注文モニターに顔を映し出すだけで、財布もスマートフォンも持たずに支払いをすることが可能になった。
 顔認証支払を利用するには、事前にスマートフォンのアリペイアプリ内で顔認証の設定をしておき、店舗に設置された注文モニターで商品を選んで「顔認証」を選択し、モニターカメラで顔を認証して、電話番号を入力するだけでよい。実際に顔認証支払を使用してみたが、商品を選んでから支払完了までわずか15秒程度であった。
 このシステムはとても便利ではあるが、現状では、セキュリティ面に不安があるとのことであり、10月24日(火)に上海にて開催されたホワイトハッカーによるハッキングイベント「GeekPwn2017大会」では、浙江大学の学生がこのシステムの脆弱性を利用し、わずか2分半で誰の顔を利用してもシステムの鍵が開くようにしてしまったとのニュースもあった。
中国での電子決済の進化は目を見張るものがあり、生活は日々便利になって行くが、様々なリスクもあるという点は留意する必要があるだろう。


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