中国駐在員報告
2003年11月 社会・時事
駐在員 ： 外山 敬三
国慶節の大型連休の人出
- 中国全土は10月1日から1週間、国慶節（建国記念日）の連休となった。この国慶節の連休以外にも中国には旧正月と5月の労働節、合わせて年3回の大型連休があり、観光旅行が一大ブームとなっている。今年の国慶節は新型肺炎SARS後始めての大型連休とあって、各地とも観光客や買物客でにぎわった。1999年の同連休中の人出が2,800万人であったのが、今年の国慶節連休期間中の観光客は8,999万人、観光収入は346億元で、いずれも過去最高となった。
上海市を訪れた観光客は380万人と同じく過去最高を記録し、発展著しい上海を一目見ようと、近郊都市などから連休を利用して家族連れなどがどっと押し寄せた。連休期間中に合わせて上海リニアモーターカーの試乗会も行われ多くの観光客でにぎわい、この期間中の百貨店57社の売上は5億1,200万元（18.3％増）に達した。また今年の連休の特徴として、市内の美容整形外科は休暇前の30日から予約で満杯状態、その数は1,000人にも上り、ほとんどが女性だったようだが、今年は男性の申し込みも増え、ある病院では連日4、5人の男性が美容整形を行ったそうである。
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