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中国駐在員報告
2011年9月 社会・時事 駐在員 : 野村芳一
9月10日から上海市内で上海旅遊節が始まるが、中国駐在員事務所では観光局等と協力し、この上海で最大のイベントに参加して静岡のPRを行っている。
上海旅遊節は、毎年9月中旬から20日間程度の期間にわたり、観光、レジャー、娯楽、文化・体育、展示、グルメ、ショッピングなど40項目近いプロジェクトが市内で催され、延べ800万人を超える観光客を集める一大イベントである。本年は、9月10日のオープニングセレモニーを皮切りに10月7日まで開催されている。
当事務所では静岡県として、これらのイベントのうちの山車パレード・コンテストに参加している。これは、中国内外の各地がその地域をPRするためにカラフルな電飾が施された山車を各々制作し、市内各所(今年は13か所)の繁華街を連夜に亘ってパレードを行うもので、本県の山車は、富士山、桜、温泉、お茶や果物・海産物などの特産品、上海−静岡間の直行便などをデザインし、製作したものである。今年は全世界から23の山車が参加している。
今回の参加については、県だけでなく県内関係企業4社から、パレードの際に配布するPRグッズ(うちわ)製作に協賛をいただき、官民一体となって取り組んでいる。その他、パレード応援用のTシャツや配布するパンフレット類を入れる袋なども、中国人に強く訴えるようなデザインを工夫して作成、配布している。
また、パレードでは、山車に乗車した人が山車の上から観客に向かって静岡のPRを行うが、これには中国で生徒数が最大の日本語学校の協力を得て参加者を学校内で募り、学校が推薦した学生がパレードに参加している。このような形で静岡ファンを増やすことも効果のある方法であると考えている。
9月10日のオープニングセレモニーでは、静岡を代表して浜松工業高校のブラスバンド部33名がパレードを行う。浜松工業高校は、今年で3年連続の参加となり、上海でも御馴染みのパフォーマンスとなる。
27日のパレードには、県内旅館の女将さんたちが、着物姿で山車に乗りPRすることも予定している。
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