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韓国駐在員報告2014年12月 社会・時事 発電所の設計や建設などを行う韓国電力技術は2014年11月25日、日本の公益財団法人である原子力バックエンド推進センターとセシウム汚染物の焼却灰除染実証事業のための業務協約を締結し、放射性廃棄物からセシウムを除去する技術の商用化を目指すことを明らかにした。この協約により韓電技術は汚染物質からセシウムを除去する設備を製作・運営する。原子力バックエンド推進センターは、同設備をテストするための敷地と建物を提供し、焼却灰の運搬、廃棄処理などを行う。韓電技術関係者は「両国の機関間での協力を通じ、除染設備が商用化されれば、日本の福島における放射性廃棄物管理に活用されるのはもちろんのこと、技術輸出も可能になるだろう」とコメントしている。韓国では東日本大震災による福島第一原発の事故以降、原子力発電所の休止、廃止について検証を進めており、複数の原発関係者が日本各地の原発を視察している。本県の浜岡原発にも、2014年11月に釜山広域市機張郡の関係者が訪問視察をしているところである。 |
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