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韓国駐在員報告

2008年10月 経済
駐在員 : 掛澤孝寿


「火葬」が60%近くに

儒教思想の影響が強い韓国でも、ここ数年、火葬が増え続け、昨年は60%近くに上ったことが分かった。
 保健福祉家族部が9月11日にまとめたところによれば、去年1年間に亡くなった24万4000人あまりについて調査したところ、火葬は58.9%で、2年前より2.4%、そして10年前の1997年に比べると、2.5倍以上増加したとしている。
 韓国では朝鮮王朝の国教である儒教の教えに従い、亡くなった人を土葬にすることが一般的で、儒教では「火葬は二度死ぬこと」といわれ、「もう死んでいる親を、さらに焼いて苦しめ、再び殺すのか」という意味で、親不孝とされ、火葬は嫌悪されて来た。
土葬には韓国独特のお墓スタイルである土饅頭を作るため、広い墓地の確保が必要となる。
更に、墓の大きさはそのまま死者の生前の地位を示すとされ、現に、全斗煥元大統領は、在職時に50haもある両親の墓を造ったほどで、ヘリポートまで備えつけられていたという。
これまで、韓国の墓地面積は拡大を続け、風刺漫画でも死者を寝かさないで、立ったまま埋葬する方式が描かれるなど、2010年には墓地の供給が不可能になることが予想されていた。
このため、政府は、今後最長60年間の期間内に土葬から火葬に移行することを内容とする法律を2000年1月に制定していた。
保健福祉家族部によれば、地域別では都市が農村よりも火葬を選ぶ比率が高く、火葬した人の男女別では男性が61.7%で、55.8%の女性よりやや多く、年齢別では、30代以下の若年層が89%に達し、80代では46%にとどまっている。
また、保健福祉家族部は、火葬は2010年には70%を超えるものとみて、火葬の施設と納骨堂を増やすことにしており、来年は、ソウルなど首都圏に7か所がオープンする予定であるとしている。


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