台湾駐在員報告
2023年1月 経済
駐在員 ： 宮崎 悌三
日台間における観光の往来が解禁されて約２か月となった12月、昨年度に引き続きオンライン商談会を開催した。今回の商談会は、比較的中・高価格帯の旅行商品の企画を促すことを狙って、静岡県観光協会と連携して実施したものである。
機材の関係で静岡県側の参加事業者を25社・団体に限定したが、募集開始から２日で定員に達し、キャンセル待ちも10社程度となって、台湾市場への関心の高さが感じられた。
台湾の旅行会社の関心も高く、43社から50人以上の参加があり、予定していた終了時間を過ぎても熱心に商談する姿が見られた。
実施方法は、静岡県側事業者の情報や商談希望を予め台湾の旅行会社に伝えておき、当日は、ブースごとに割り振られた静岡県側事業者のもとを台湾の旅行会社が回って商談を進めた。
静岡県側の参加事業者からは、「台湾に足を運ぶとなると参加は難しいが、オンラインなら費用面・時間面でも負担がなく参加できる。オンラインならではの画面共有をしながら商談を進められる点も大変便利。動画で施設の様子も見ていただけたのでとても良かった」との声が寄せられている。
新型コロナ期間中に定着した感があるオンラインを駆使した商談会も回を重ねて改善し、参加される事業者や台湾の旅行会社の取引につなげられるように、引き続き取り組んでいきたい。
【上】各ブース内を回る台湾の旅行会社担当者
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