東南アジア駐在員報告
2022年5月 社会・時事 駐在員 : 竹田 敏彦
昨年4月、リー・シェンロン首相の後継者とされていたヘン・スイキャット氏(当時59歳)が、新型コロナウイルス収束後に同国を率いるには年齢が高すぎるという理由で退き、今年2月には70歳になる前の引退を表明していたリー首相が古希を迎えた。
リー首相の後継者不在の状況が1年以上続いていたが、遂にローレンス・ウォン財務相(49歳)が実質的な後継候補として発表された。ウォン氏は次期総選挙の前後にシンガポール建国以来4人目の首相に就任する見込みだ。
地元紙によるとウォン氏は、新型コロナウイルス対策の責任者として示したリーダシップを高く評価されているとのことだ。ウォン氏を紹介するリー首相のFacebookのコメント欄には「素晴らしい選択」、「遂に我々の国を率いる新しいリーダーが決定した」など今回の発表を支持する多数のコメントが投稿されていた。
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