東南アジア駐在員報告
2012年11月 社会・時事 駐在員 : 長谷川 卓
シンガポールでも韓流(K-pop)人気は衰えることを知らない。世界中を席巻する「ガンナムスタイル」はここでも大人気。10月3日、駐シンガポール韓国大使主催のレセプションに参加する機会を得たが、来場したシンガポールのセレブ達もアトラクションの乗馬ダンスで盛り上がっていた。また、ゲスト出演した「SKARF」は韓国人とシンガポール人各2名からなるガールズグループで、韓国のアセアン戦略を垣間見るようだった。
一方の日本だが、昨年TBSが当地のテレビ局メディアコープ社と共同製作したドラマ「ムーンケーキ」に続き、「SASUKE」シンガポール版の製作協力など日本発のソフト提供を開始。また、10月5日〜7日、高島屋シンガポール店催事場で開催された「ジャパントラベルフェア2012」のステージショーにはAVEX所属のガールズグループ「東京女子流」がシンガポール初お目見え。徐々にではあるが、反撃?を開始している。
およそ1970年代後半〜1990年代前半に青春を過ごした世代に話を聞くと、日本の歌謡曲やニューミュージックを聴き、トレンディドラマを見て日本に憧れたと言い、一体日本の音楽やテレビ番組はどこに行ってしまったのかと尋ねられる。アニメや漫画、コスプレだけではない、日本のソフトパワーを示して欲しいと願うのは私だけではないようだ。
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