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中国駐在員報告

2009年8月 社会・時事
駐在員 : 若田部 孝


皆既日食は自然の神秘   

2009年7月22日(水)、中国現地時間の午前9時35分頃から、中国においては約500年に一度の規模の皆既日食が始まり、わずか数分間のうちに、真っ暗闇の世界となった。
 皆既日食帯に位置する浙江省平湖市のホテルでは、日本人観光客や中国在住の日本人など多数が、ホテルの庭園内に陣取り、午前8時半頃から雨空に見入っていた。途中、雨雲が抜け、部分日食が観察できるようになったが、皆既日食になる直前に雷鳴とともに大雨になり、観察者達は、ホテルの入り口前のテラスで雨宿りとなった。そして、9時半過ぎに、雨雲を吸い込むような勢いで暗闇となり、自然の神秘さに、観察者達全員が息を飲んだ。
 人民日報の報道では、皆既日食の観察のため上海市を訪れた日本人観光客は延べ2万人を超えたという。各旅行社は、上海市の観光で有名な外灘(ワイタン)の建物の屋上(外灘3号屋上バー)から郊外の農園まで、工夫を凝らした観測場所を提供した。
 また、浙江省安吉県の天荒坪(ティエンファンピン)は、標高1,000mと視界も開け、夜光保護区となっており、都市部のような人工的な光の汚染もなく観測に適している。そのため、米国、英国、フランス、スペイン、日本、ロシア、インド等の10数カ国・地域から約3,000人の天文愛好家が集まった。さらに、中国中央テレビ(CCTV)、東方衛視(ドラゴンTV)、台湾TVBCなど、20余のメディアも、この地点から、生中継で世界中に情報を発信した。
 また、日本のテレビ局が、上海市屈指の商業施設集積地の一つである徐家(シュージャーホイ)の港広場(ガンホイグァンチャン)前等で、世紀の皆既日食を取材していた。流動人口を含め約1,800万人の人口を持つ都市部(上海市)における皆既日食は、最近では事例がなく、今回の皆既日食を体験できた幸運な人々の数は、中国の皆既日食帯エリア内で、1億人以上に達したのではないかという巷の噂もあった。


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