ここから本文です。
中国駐在員報告
2013年7月 行政 駐在員 : 井口真彦
6月8日から11日にかけて浙江省・寧波市において開催された「2013浙江投資貿易商談会」に、当事務所及び県関係企業が出展した。商談会は、浙江省人民政府の主催により、浙江省寧波において開催される総合的な対外経済貿易交流活動で、1999年から毎年開催されている一大イベント。
浙江省内の企業が、国内外の企業と商談、マッチングを行うのが主たる内容であるが、その中で、海外の地方政府が観光や特産品のPRを行うコーナーがある。また、今年から、浙江省への商品輸出を検討している国外企業を対象とした「輸入商品展覧会」が開催されることとなった。
前者については、目前に迫った富士山の世界文化遺産登録を念頭に、ふじっぴーも活用して観光誘客PRなどを行った。本県のブースには、初日に李強・浙江省省長が来訪されたため、本県産の日本酒を贈呈し、昨年の30周年記念事業の成功について感謝の意を述べることができた。
「輸入商品展覧会」は、日本の家電や機械などの大企業が多く出展する中で、日本の自治体としては唯一、無料出展ブース1つを確保し、上海に進出し、今後、新たな事業展開を検討されている企業に出展していただいた。出展に当たっては、当事務所において、出展内容に関連する他の企業への声掛け、調整を行い、結果的には3社の協同による中身の濃い出展とすることができた。
当該展覧会は、浙江省政府としても今後力を入れて行く分野であるとのことだが、今回の成果について出展企業とともに検証を行った上で、来年は早くから情報収集を行い、要望があれば多くの本県企業に出展していただくこと、場合により、他県へも呼び掛けることなども検討したい。
日付別一覧 地域別一覧 分野別一覧
|