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中国駐在員報告

2001年3月 経済
駐在員 : 今村理一郎


      ヤマハ発動機株式会社長谷川社長が2月26日、上海市環境保護局において「オートバイと環境問題」のテーマで講演した。講演というよりも全世界2,200万台のうち1,000万台の販売実績を上げる中国 市場へのトップセールスという印象を受けた。

      中国のオートバイメーカーは,中国政府当局に登記されているメーカーは約200社であるが、実際にオートバイを生産している企業は400から500社あるといわれている。オートバイの価格は、ここ数年で50%以上も低下し、利益も極端に減少している。(生産台数は、1998年1,003万台、1999年1,126万台と増加しているが、利益は1995年22億元、1996年16億元、1997年8億7,000万元、1998年8億2,000万元、1999年4億7,000万元)違法メーカーは、研究開発費は要らず、コピー部品や品質検査も十分でない部品を組み合わせるだけであるから1台1,500元で仕上がるが、正規のメーカーでは4,000元の生産コストを切ることはなかなか難しい。また、正規メーカーを苦境に立たせているのは、オートバイの総量規制をする都市が多く、市場は2年前から都市周辺部と農村部に移り、このような地域は購買力が低いので安くなければ売れないことである。

       模倣品を生産する企業を訴え、社長自らがセールスするヤマハの今後の中国での事業展開の行方は,他企業にとっても注目されるではな いかと思う。


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