中国駐在員報告
2017年10月 社会・時事 駐在員 : 石井亘
今年の国慶節(建国記念日)休暇は、10月1日から8日までの8日間である。例年、国慶節休暇の過ごし方として最も人気が高いのは旅行であり、多くの中国人が国内・海外旅行に出かけていく。
9月28日に大手旅行社Cトリップ(携程旅遊)が中国旅遊局のシンクタンクである中国旅遊研究院等と合同で発表した報告書によると、今年の国慶節休暇を利用して国内旅行に出かける人数は延べ7億1千万人に上るとのことであり、これは全人口の半数が旅行に出かける計算となる。また、2017年の国内旅行者数は48億8千万人と予想され、国慶節休暇中の旅行者数は全体の14%強を占めることから、国慶節休暇は国内観光産業に大きな影響力を有している。
Cトリップのデータによると、同社の旅行商品購入者の60%は女性である。年齢別では31歳から45歳までが全体の33%、19歳から30歳までが27%を占めており、これら年齢層は、消費意欲が旺盛で、旅行に出かける気力も充実していると分析されている。
また、海外旅行の一番人気はタイであり、以下、日本、シンガポール、ベトナム、アメリカとなっている。
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