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北米駐在員報告
2000年7月 社会・時事 駐在員 : 若梅 真樹
座席サイズ拡大の方向に
米国人の肥満進行に合わせて、各地の映画館や地下鉄、オペラハウス、スポーツ会場などの座席が大きくなっているという。
米疾病予防センターと全米健康統計センターの資料によると、60年代と90年代を比較すると健康的な体重の範囲内の人は、50%から41%に減少し、太り気味、肥満の人の増加により国民の半分は標準体重以上だという。
現在ニューヨーク市の地下鉄は、日本製車両が使われており、大きなアメリカ人にとっては2人分の座席が必要となることなどから、市交通局は新車両の発注をしたというし、イリノイ州の映画館では、ラブシートと名付けられた中間の肘掛を引っ込めることができる特別シートを新設。また、ハリウッドボウルなどでも総収容人員を減らしてまでも個々の座席を広くしているという。アメリカでも20年前の基準で作られたものはやはり無理があるかなという感じである。
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