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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2003年11月 政治
駐在員 : 橋本勝弘


シンガポール ゴー首相、ブッシュ大統領と会談−安全保障協力の新枠組を構築−

    ブッシュ大統領は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会合が開催されていたバンコクから10月21日夕方にシンガポール入りし、ゴー首相と会談を行った。ブッシュ大統領がシンガポールを公式訪問するのは初めてのことである。
    同日発表された共同声明によると、安全保障協力の新しい枠組みを構築する協議を開始することで合意した。この新枠組みは「国防・安全保障における戦略協力パートナーシップを推進する枠組合意」と名付けられ、@対テロ対策、A大量破壊兵器の拡散防止、B合同軍事演習・軍事技術協力を共同実施するとしている。
    これまでのシンガポールと米国の協力を新しい枠組みの下にまとめ、さらに密接な関係を作り上げることが目的と見られる。
    共同声明の中で両首脳は、地域の平和と安定のために、アジアに米軍の強力なプレゼンスが必要なことを再確認したとも、述べている。なお、シンガポールはイラク復興支援で海軍と空軍の兵士192人を2ヶ月間、派遣することを決めている。
    また、両国は、疫病や生物兵器を用いたテロ対策を共同研究する「地域緊急防疫センター」を来年1月に設立するとし、まずSARS(重症急性呼吸器症候群)のワクチン作りに着手するとしたことも注目される。立地は10月29日に開所したばかりの生物医学研究開発施設「*バイオポリス」内が予定されている。
    *「バイオポリス」は、科学技術パーク「ワン・ノース」があるブオナビスタ(シンガポール)に完成した生物医学研究開発施設で、18万5千平方メートルのラボスペースや研究施設を有し、2千人の研究者が入居する予定である。ブオナビスタにはシンガポール遺伝子研究所と生物情報科学研究所がすでに移転しており、そのほかの3科学研究所もここに移転するとしている。また、スイスに本拠を置く製薬会社ノバルティスも近く入居し、官民両機関が隣接しあう研究地帯となる。


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