韓国駐在員報告
2012年7月 経済 駐在員 : 澤井 亨
日本でマッコリブームが起きている一方で、韓国では日本酒ブームが続いている。
韓国国税庁によれば、ここ5年間で、マッコリの輸出が急増している一方で、日本酒の日本からの輸入も5.8倍と大幅に増加している。
韓国で日本酒の人気が高まっているのは、日本食に対する人気に加え、高級でおしゃれなイメージによるものと言われており、日本におけるワインの位置づけに似ていると思われる。
6月14日から17日にかけて釜山広域市で開催された「第19回釜山国際食品大展」に、掛川市の酒造場が参加して静岡の地酒をPRするなど、本県企業も、韓国での販売活動を幅広く展開している。
韓国では、日本酒に関税15%、酒税30%、教育税10%、付加価値税10%が課税され、課税率が最終的に約68%になることもあり、小売価格は日本の3〜10倍程度になるが、当事務所では、ソウル市内の日本食レストランと連携したPR等を通じて、静岡の地酒の販売促進を支援している。
〈韓国における日本酒輸入額及びマッコリ輸出額の推移〉 (1万米ドル)
| 2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 |
日本酒輸入額 | 262 | 395 | 647 | 964 | 1,422 | 1,526 |
マッコリ輸出額 | 251 | 291 | 442 | 628 | 1,910 | 5,276 |
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