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東南アジア駐在員報告2019年8月 経済 食料の9割以上を輸入に頼るシンガポールでは、食料安全保障の強化が急務である。特に野菜の国内自給率は8%にとどまっている。シンガポール政府は食料全体の自給率を2030年までに30%に引き上げる目標を掲げており、政府の支援を受けて植物工場産業が拡大しつつある。都市型農業を展開するバーティベジズ(VertiVegies)は、国内最大規模で世界でも有数の大きさを誇る野菜工場を北西部リムチューカンに建設している。来年には稼働を開始する予定であり、将来的には生産効率の高い栽培モデルを輸出するとともに、国内外での販路拡大を目指している。 |
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