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中国駐在員報告

2021年8月 経済
駐在員 : 浅原 敏治


 中国でEC(電子商取引)トップの企業であるアリババグループが作成した「2020 果実酒イノベーション動向レポート」において、2020 年1月から11 月まで梅酒や果実酒などの低アルコール飲料が中国のアルコール市場の成長をもたらしたと発表した。主力消費者は「18 歳から34 歳までの女性、特に大都市に住むホワイトカラーとZ世代(1995 年以降に生まれた世代)」だという。別のEC大手「網易厳選」も今年3月、同社サイトで女性の2020 年のアルコール飲料購入額が前年から2000 万元(約3億4000 万円)以上増加したと公表した。アリババのECサイト「Tmall(天猫)」が今年6月に開催したビッグセールでは、果実酒の流通総額が前年比で100%、梅酒は同200%増加しており、その勢いは2021 年に入ってさらに加速しているようだ。同セール期間での低アルコール部門売り上げランキングのトップ3は中国産果実酒の「RIO(鋭澳)」と「Miss Berry」、中国産梅酒の「梅見」であり、7位にはサントリーの「ほろよい」が入った。
 中国のお酒文化というと、以前はアルコール度数が50%以上の白酒(穀物を原料とした中国発祥の蒸留酒、パイチュウ)、もしくはワイン、ビールの3択というイメージがあるが、近年、気軽に飲める低アルコール飲料で“ほろ酔い気分”を楽しむ傾向にあるようだ。
 私が中国に赴任が決まった際に、何人かの方から「中国では伝統的に接待や宴会の席でアルコール度数が60 度近い茅台(マオタイ)酒や50 度の白酒を何度も一気飲みする習慣がある。その場の全員が酔いつぶれるまで飲むということも多い」という話を聞いていた。日本人を含め中国出張する外国人が気をつけるべき習慣で、正直不安もあったが、昨年秋の赴任以降、このような場面に遭遇していない。コロナ禍で集団での飲食から家飲みとなっていること、また、健康志向の高まりもお酒文化の変化をもたらした要因と思われる。


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