韓国駐在員報告
2018年9月 経済 駐在員 : 野原 靖
忠清南道農業技術院によると、7月27日から8月5日まで、忠清南道で生産された菊の対日輸出量は40万本で、昨年同期間の25万本に比べて約60%伸びた。
輸出用の菊は日本の消費者が好む形に合わせて開発された新品種で、高温でも安定して栽培できるのが特徴である。 同院草花研究所のパク・ハスン菊チーム長は「礼山(イェサン)・扶余(プヨ)・唐津(タンジン)・泰安(テアン)地域の約30軒の農家が、過去12年間の輸出経験を基に菊の品質とブランド価値を高めてきた。長い時間と労力をかけてようやくこうした成果に繋がっている」と語った。
また同氏は、「10月に東京で開催される草花博覧会に参加して、忠清南道産の新品種を紹介するなど日本のマーケティングを今後さらに強化していく考えである」と話しており、県ソウル事務所としても今後の活動を注視していく。
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