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中国駐在員報告
2001年6月 経済 駐在員 : 外山敬三
・北京で初の逆見本市*開催される
日本貿易振興会(JETRO)主催による逆見本市「2001北京国際部品材料調達展覧会」が30日、北京で開幕した。期間は6月1日までの3日間。JETRO主催の逆見本市は1994年以来、大連で7回、上海で4回、深センで5回開催されているが北京で開かれるのは今回がはじめてである。
会場には、中国での部品・原材料の調達を検討する日本企業と、中国で生産活動を行う日系企業141社が162ブース、日系企業との取引拡大を図る中国企業119社が98ブースを出展している。
日本国内の低価格競争激化などから、企業はより一層のコスト削減を求めており、特に中国へ生産移管を進めている日本の企業にとって、現地調達率の上昇はそのままコスト削減につながる重要な要素である。しかし多数の現地企業の中から、品質の高い部品等を提供してくれる企業を見つけるのは至難の業であり、「逆見本市」は企業のこうした労力を軽減する役割を担っている。
なお、上海においても、10月25日〜26日にかけて「第5回上海国際部品調達展示商談会」が開催されるが、当事務所では「静岡県国際経済振興会」や「静岡県日中友好協議会」の協力を得ながら、華東地区進出県内企業や進出を検討中の県内企業等に広く参加を呼びかけているところである。
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