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中国駐在員報告

2015年10月 行政
駐在員 : 石井亘


静岡県と浙江省は、両県省間における学術交流を促進し、教育交流を深めることなどを目的として、大学生を対象とした短期留学生交流事業を実施している。平成20年度に試行的に浙江省からの大学生を県内大学が受け入れ、21年度からは県内大学生の浙江省内の大学への派遣も開始し、相互交流となった。今年度は浙江省からは浙江理工大学、浙江農林大学等4大学から12人の学生が10月2日から12月18日の3か月間、県立大学及び静岡大学に派遣され、県からは静岡英和学院大学、静岡理工大学及び常葉大学から計7人の学生が、9月14日から27日の14日間、浙江工商大学に派遣された。今回、県大学生の引率のために訪中した大学課職員とともに、省教育庁及び浙江理工大学、浙江工商大学を訪問した。

大学生の留学には様々な形態があるが、一般的には各大学間の協定による留学が主である。静岡県・浙江省短期留学生交流事業は自治体交流による留学であり、県、省の大学生にとって外国を理解する良い機会であるが、留学期間が90日以内であるため、授業時間等を定めた関連法の規定により留学先大学の単位取得は困難である。教育庁、各大学を訪問した際も、この問題に関して担当者間で活発な論議が交わされた。単位取得や、在籍する大学での取得単位の振替等の問題は、短期留学制度では対応が難しいが、当事者がこのような問題を共有し、解決策を図っていくことは大変重要であると考える。

15日に浙江理工大学を訪問し国際交流担当者と面談した際は、昨年静岡県内大学に留学をしていた同大学及び浙江農林大学の学生計5人が同席した。5名とも流暢な日本語で自己紹介し、静岡での留学生活を語ったが、静岡県に対して大変良い印象を持っており、機会があれば是非また行きたいとのことであった。また、今回、県職員1名が同大学での3か月の語学研修を実施するために大学課職員とともに来浙した。16日は浙江工商大学を訪問したが、同大学に派遣された県内大学生7人が同席し、自己紹介をした。今回が初めての中国訪問という学生がほとんどであり、留学に期待するものも多いことが見受けられた。2週間という短期間ではあるが、大学での体験とあわせて浙江省の良さを理解してほしいと思う。

浙江理工大学、浙江工商大学ともに留学事業を所管する部門(国際交流処)を訪問したが、大変丁寧に対応して頂いた。県からの留学生に対する配慮も十分されている。静岡県からの留学生受入れにも大変積極的であり、県内大学生が海外への留学を検討する際は、自分たちの大学を是非候補として考えてほしいとのことであった。経済の発展状況、温暖で美しい自然環境等浙江省は魅力ある地域である。今後、県内の大学生の浙江省への留学が増加することを期待する。


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