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中国駐在員報告

2003年8月 社会・時事
駐在員 : 外山 敬三


日系企業は就職先としてなぜ人気が低いのか

    求人求職の大手ポータルサイトの「中華英才網」が、全国20省・自治区・直轄市にある600以上の大学の学生を対象に、昨年10月から今年の3月にかけて希望就職先調査を行った結果(有効回答1万8千件)、上位50社の内、ランクインした日系企業は3社に留まった。同調査によると、企業選びで最も重視するのは「トレーニングとステップアップのチャンス」が52%と最も多く、キャリアアップと転職を考える中国人らしい思考が反映されている。
    また、上海復旦大学系の上海復旦インパク人材コンサルティング社が登録者から得た情報によると、現在日系企業に勤務していて転職のため同社を訪れる中国人の多くは、転職の理由として@日系企業の給与体系は、入社当初の給与は低く、勤続年数を重ねるに連れて給料が上がっていく。欧米系企業は年齢ではなく能力に応じて給与を支払うのと対称的である、Aある程度経験を積み、管理職クラスの実力を備えていても、一定のポジションまでしか昇格できない、B人間関係がビジネスライクでない、C社員の将来性に見合った教育がされず、将来性が期待できない、といった点を挙げているという。
    以上のことから、日系企業が就職先として人気が低いのは、能力が正当に評価されないため、昇進やスキルアップ獲得のチャンスが乏しく、自分の将来性に期待が持てないと判断されている可能性が高い。


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