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中国駐在員報告

2009年5月 経済
駐在員 : 若田部 孝


訪日、訪中観光でも上海市は有利?   

 上海市観光局は、「2008年に、上海を訪れた海外旅行者数は約640万人で、その中で日本人旅行者数は約103万人でトップだった。」と公表した。
 また、上海市の地元誌は、「2008年に上海市から海外旅行した団体観光客数は前年比6.9%増の約74万人で、その中で日本が10万人以上とトップとなった。」と報じた。
 それに対し、日本政府は、「2008年の日本人の海外旅行者数は約1,600万人で2年連続減少した。なお、渡航先では、中国本土が約320万(11月までの累計)で前年比−13%、香港が約132万人で同比+0.2%、マカオが同比+24.2%。」と公表した。
 このような中で、日本政府は、本年7月から中国人の個人観光査証(ビザ)を発給する方針を公表した。ただし、これには制限がついており、対象者は年収が25万元(日本円換算で、約350万円)以上の中国人であり、さらに実施する対象居住地域は、北京市、上海市、広州市に限定されている。
 以上のような報道が矢継ぎ早に出されているが、全般的な傾向としては、次のとおりである。
 @日本人観光客
  中国の中で上海市を観光する傾向が多く、上海市もそれを意識し、
  日本に対する観光PRを積極的に進めている。
 A中国人観光客
  最近、日本への海外旅行者が減少している中で、中国人の個人観光査証(ビザ)の発給に踏み切ったことは、中国からの  観光客の増加を意図したものだとうかがえる。そのターゲットは、富裕層の中国人が多い、上海市等である。
 以上の状況は、静岡と中国の観光客のインバウンド、アウトバンド双方に追い風となるものである。特に中国人の富裕層を対象に個人査証の発給に踏み切ったことは、これまでの大阪イン・東京アウトという、安価となってしまった一般的な観光コースではなく、いかに富裕層を対象とした優良で魅力的な観光コースを設定できるかが、本県の大きな課題となってきている。


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