北米駐在員報告
1999年12月 行政 駐在員 : 若梅 真樹
交通渋滞調査でLA都市圏が15年連続最悪に
テキサス運輸研究所(TTI)が発表した、全米68の都市圏を対象とした交通渋滞調査でロサンゼルス都市圏が15年連続でワーストワンとなった。
ロサンゼルスでは、渋滞すると通常より50%も移動時間が増し、ドライバーが渋滞に巻き込まれ浪費する時間は、一人当たり年間82時間にも達し、90年と比べて3時間も増えており、年々状況が悪化していることが判明した。また、渋滞による浪費をお金に換算すると、一人当たり年間12,405ドルの損失で、うちガソリン代は、ニューヨークと比較して300ガロンもよけいに浪費しているという。
人口1,600万人を抱えるロサンゼルス都市圏では、今後20年間でさらに600万人が流入すると予測されており、高速道路が新たに建設されても交通量が増えるペースには到底追い付かず、渋滞の緩和は望み薄とのことである。
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