中国駐在員報告
2018年7月 社会・時事 駐在員 : 土屋 岳久
2017年に中国国内で開催されたマラソン大会は全部で1,102大会あり、大会参加人数は500万人、その経済規模は700億元であると中国国家体育総局のホームページに記載されていた。
1,102大会のうち、省別の大会数を見てみると、一番多い浙江省が152大会、江蘇省が149大会、次いで広東省が103大会の順になっており、都市別では、北京市が69大会、上海市が63大会、杭州市が47大会と、華東地域で開催される大会が多いことがわかる。
私が住む上海では、世界陸上競技連盟(IAAF)の格付けで世界最高峰の証であるゴールドラベル大会の「上海国際マラソン」から、くまモンと一緒に走る「くまファンラン」やハローキティ―と一緒に走る「Hello Kitty RUN」のようなファンランまで、幅広い大会が開催されている。ほかにも、上海ディズニーが9月に「ディズニー・インスピレーション・ラン」を開催するとの発表もあった。
中国トラック協会では、2020年までにマラソン大会を1,900大会、大会参加人数を1,000万人、その経済規模を1,200億元にするとの目標を立てており、中国のマラソン人口はますます増加していくことが予想される。
静岡県内でもマラソン大会は多く開催されており、中国との選手交流も既に行われているため、今後もマラソンやファンランを通じて静岡県と中国の人が相互交流を深めていければと考える。
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