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東南アジア駐在員報告
2011年4月 社会・時事 駐在員 : 長谷川 卓
フィリピンでは、福島第一原子力発電所の放射能汚染事故を受け、携帯電話のショートメッセージサービスなどを通じて、フィリピン上空に既に放射性物質が飛散しているとのデマが飛びかい、3月14日には、マニラ首都圏の一部の学校が休校した。また、東北地方在住のフィリピン人の安否確認が未了の15日時点で、在東京フィリピン大使館職員とその家族に対して、政府がフィリピン退避を検討していたことに、非難の声が上がった。
29日、フィリピン原子力研究所(PNRI)は、日本の福島第一原子力発電所から放出したとみられる微量の放射性物質を検出したと発表した。人体に影響はないとしている。
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