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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2004年3月 その他
駐在員 : 橋本勝弘


インド IT技術者への日本語教育に注目 

2月23日から27日までインド(ムンバイ市とプネ市)を訪問し、IT産業とIT技術者への日本語教育の状況、投資環境などを調査した。23日にムンバイ市に入って、貿易とムンバイ港の管理を行う、JNPT(Jawaharlal Nehru Port Trust)を訪問し、併せてムンバイ港を視察した。翌24日はムンバイ商工会議所、IIT(Indian Institute of Technology Bombay)を訪問し、静岡県の産業をPRした。25日には、ムンバイ市からプネ市まで車で4時間ほど掛けて移動した。距離にして180キロメートル離れている。荒涼とした台地の中、日本の約9倍の国土を実感する移動であった。180キロメートルと言うと、ちょうど静岡から東京にあたる距離である。こちらインドでは飛行機での移動も可能で、2時間ほど遅れてムンバイを出たJETROムンバイ事務所長は既にホテルに着いていて我々を出迎えてくれた。つくづく空港はビジネスには不可欠であり、静岡空港の必要性を感じた。
26日、プネ市内にオフィスを構えるアイポック社(日系企業)のインド現地法人を訪問し、所長からインドのIT技術者の就職動向、事業システム、日本語の出来るIT技術者の養成方法などについて話を伺った。この日、偶然にも県情報化推進協会による「情報推進セミナーin静岡」が、静岡市内で開催され、アイポックの日本法人の社長を講師に招いて、インド人IT技術者の日本進出の実態について講演が行われていた。
この偶然は、インドがアジアに残された最後の巨大市場として様々な面で、特にIT産業とIT技術者が世界から注目されているからではないかと感じた。もはや中国が発展してインドが発展しないということはありえないと。
アイポックを訪問した後、日本語教育に大変熱心に取り組んでいるプネ大学を訪れて「第五回しずおか世界翻訳コンクール」をPRした。過去のコンクールの募集時から、募集要項が届いていたと告げられ、非常に嬉しく思った。そう言えば、前回のコンクールでも英語部門に8名の参加実績があった。
プネ大学では外国学部の学生約2,500人の内、日本語とドイツ語が一番人気を競っており、学生と社会人(社会人向けに、夕方6時30分から8時30分の授業が設けられている)を含めて、日本語を学んでいる生徒は700人に及ぶとのことである。生徒からは、将来日本企業に務めるために日本語を学んでいるという声が一番多く聞かれた。
 こうした意味からも、「しずおか世界翻訳コンクール」の意義は大きいと感じた。
 なお、ムンバイ市は人口が約1,600万人のインド最大の都市で、アラビア海に臨むインドの西海岸に位置する。旧名はボンベイである。宗教別人口比率はヒンズー教徒80%、イスラム教徒10%、キリスト教徒1%、その他9%となっている。
 また、日本の商社及びメーカー26社、銀行4社が駐在員事務所ないし、支店を置いている。(平成14年1月 在ムンバイ日本国総領事館資料)


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