中国駐在員報告
2020年8月 社会・時事 駐在員 : 浅原 敏治
中国で「ちびまる子ちゃん」の放送が始まって30年目となる今年、上海高島屋(上海市長寧区)で展示会が7月18日から9月27日まで開催されている。
会場は3つの階に設置され、1階ではグッズ販売、5階ではアニメーション製作の際に使われたイラストなど貴重な資料の展示、7階では様々な衣装を着たまる子ちゃんの等身大フィギュアが並ぶ部屋や、教室、お茶の間が再現された部屋などの撮影スポットが設置されている。入場料は88元(約1,400円)。
現在、中国ではちびまる子ちゃんは放送されていない。来場者も子どもの頃に番組を見て育った20歳代から40歳代の女性が多い。当時を懐かしく思い出しながら記念グッズを買い求めている姿が多く見られた。
会場入口には消毒液が置いてあるが、来場者同士が一定の距離を保つための足元のサインはない。来場者はマスクを着用しているが、撮影スポットではマスクを外している。このことを注意するスタッフもいなかった。
上海市では、このところ市中感染者が発生しておらず、新型コロナウイルス感染が起きる前の姿に戻ってきているように見受けられた。
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