東南アジア駐在員報告
2020年3月 社会・時事 駐在員 : 竹田 敏彦
ヘン・スイキャット副首相兼財務相は2月18日に2020年度(20年4月〜21年3月)予算案を発表した。歳出は前年度比7%増の836億ドル(6兆6,000億円)、歳入は2%増の760億ドル(6兆円)、新型肺炎対策費用の追加等により基礎的財政収支の赤字幅は76億ドル(6,000億円)と前年度から2倍以上拡大した。
予算案で目立つのは、法人税の一部払い戻しや就労者支援のための給与助成等を含む56億ドル(4,420億円)の新型コロナウィルス対策だ。政府はさらに、新型肺炎による経済への影響を考慮し2025年までに引上げが予定されている消費税を21年まで据え置くことを表明した。
静岡県内企業への影響が考えられる項目としては、気候変動対策の中でガソリン車やディーゼル車など内燃機関自動車を2040年までに廃止すると発表されている。
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