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韓国駐在員報告

2008年5月 経済
駐在員 : 掛澤孝寿


第18代総選挙、保守系与党・ハンナラ党が過半数以上の議席を獲得、投票率は40%台で過去最低


韓国の第18代総選挙(一院制、定数299)の投票は4月9日午前6時から始まり、午後6時に締め切られた。小選挙区は即時開票、比例代表は午前零時から開票が行われた。
小選挙区、比例代表で計1,301人が議席を争った今回の選挙では、大統領選挙で圧勝し与党に帰り咲いたハンナラ党が、国会でも過半数以上の議席を獲得し、安定した国政運営が行うことができるかが最大の焦点となったが、ハンナラ党は過半数となる153議席の確保に成功した。
各党の獲得議席は、統合民主党81、自由先進党18、朴槿恵・前ハンナラ党代表の支持者が党公認問題により離党して結成した親朴連帯が14、民主労働党5、創造韓国党3、無所属25となった。
ハンナラ党は保守系の自由先進党、親朴連帯と協力すれば、改憲も可能な議席(200議席 総議員299人の2/3以上)を確保することになる。今後は親朴連帯を含め党内外に支持者を多数持つ朴前代表との連携が安定的な政策運営のカギになると言えそうだ。
今回の選挙の結果により、李明博政権が推し進める公企業の人員削減と民営化作業が本格化するとみられるほか、李政権が最優先課題に掲げる規制改革にも弾みが付く見通しだ。
李政権は、既に、国務総理室に登録されている規制5,116件のうち2,000件を上半期(1〜6月)中に再検討するよう各部処(省庁に相当)に要請している。
また、昨年4月に締結合意にこぎつけたものの批准同意案の国会での処理が難航している米韓自由貿易協定(FTA)の批准案の国会可決についても、FTAに賛成しているハンナラ党が議席の過半数を確保したことにより批准がスムーズに進む見通しとなっている。
「政策なし・政党政治なし」と言われた今選挙への有権者の関心は低く、投票率は46.0%(暫定値)と、過去最低となった第16代総選挙(57.2%)を下回った。
韓国では、投票率を上げるため、国会議員、大統領選挙では、平日に投票を行うこととされているが、投票所でクラシック音楽会を行ったり、投票した人に投票確認書を配って博物館などに無料入館できるようにするなど有権者の関心を引こうと躍起だったが、効果はなかった模様である。


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