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2010年8月 社会・時事駐在員 : 長谷川卓
「シンガポールは、世界一忙しいコンテナ港としての王座を上海に譲ることになる。」7月14 日付、シンガポールの高級紙、ストレーツ・タイムズは、専門家の「今年はほんのわずかだが、上海がシンガポールを超える。」との予想を伝えた。一部専門家の間では2年前から上海が1位になるとの見解が示されていたが、世界金融危機による不況の影響で中国の輸出が減少したことから、シンガポールが世界トップを維持してきたという。 海事港湾庁(MPA)の統計では、今年1〜3月の1か月当たりのコンテナ取扱量はシンガポールが上回ったものの、4〜6月では上海が逆転している。上海は中国の主要港湾の1つであり、非コンテナ貨物取扱量は既に世界一。シンガポールのコンテナ取扱量は05年に香港を抜いて以来、世界首位を保っている。
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