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台湾駐在員報告

2016年9月 政治
駐在員 : 内藤晴仁


つい先頃まで開催された、ブラジル・リオデジャネイロでの夏季オリンピックが世界中に多くの感動を与えたのは記憶に新しいところである。日本をはじめ、世界200以上の国・地域が参加したこの世界的なスポーツの祭典には、台湾からも約60名の選手が参加した。

台湾は、かつて政治的な要因等により五輪参加をボイコットした時期があった。1984年以降、台湾の選手は「中華台北(Chinese Taipei)」の名称を用いて五輪に参加している。台湾の選手が金メダルを獲得し、国旗掲揚・国歌斉唱を行う際は「中華台北五輪旗(梅花旗)」、国歌は「中華民国国旗歌」が用いられ、「中華民国国旗」や「中華民国国歌」が流れることはない。

近年、台湾人の民族意識の強まりとともに、オリンピックも「台湾」で出場しようという報道や意見を耳にするが、政治的な要因等から難しいとの意見もある。台湾の選手がオリンピックに出場し、世界各国の選手と一緒に競技することに意義があるので現状を堅持すべき、という意見もある。

今回の五輪に出場した台湾の許淑浄選手は、女子重量挙げ53キロ級で金メダルを獲得した。仮に台湾がかつてのような五輪ボイコットを続けていたら、許選手は五輪に出場できず金メダルも獲得できなかったことであろう。「五輪は参加することに意義がある」と言われている。政治的な要因等が、五輪出場を希望する選手に影響を及ぼすことがないよう願っている。


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