中国駐在員報告



2010年3月 経済
駐在員 : 若田部 孝


春節の打ち上げ花火で占う景気動向

     2010年の春節(中国の旧正月)は、2月13日(土)が大晦日で、翌日の14日(日)の元旦から1週間連続休暇となった。今年は、建国60周年の春節のため、新年を祝う名物の打ち上げ花火や爆竹が例年以上に多いだろうと予想されていた。
     しかし、毎年、春節時の花火等についての規制が強化され、今年も、空港近辺や繁華街、あるいは交差点等、さらに特定地域における打ち上げ花火等が禁止された。その結果、地域によっては、今年の花火は少なかったのではという市民もいたが、全般的には、例年よりも多かったようだ。また、花火の質も毎年向上し、より高く、美しく円形を描く花火が中心になってきているようで、連発花火1箱の値段も2千元(日本円換算:約3万円)を超えるものも出てきている。
     特に打ち上げ花火の多い日は、元旦と財神(今年は、2月18日)の午前零時前後であり、住宅街等では、数千発の花火が各所で打ち上げられ、あたり一面の爆発音と火薬の煙に、頭の中までしびれるようであった。
     このように、景気が良くなることを願った市民の気持ちも反映されたのか、市内の商業売上高、百貨店総売り上げとともに前年比で15%を超える景気の良さとなった。。

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