韓国駐在員報告
2010年11月 社会・時事 駐在員 : 掛沢孝寿
国土海洋部は10月27日、京釜高速鉄道(KTX)の2期(東大邱〜釜山)区間の工事が完成し、来月1日から運行を開始すると発表した。
京釜高速鉄道は、20兆7,282億ウォン(1兆5,000億円)を投じて1992年に開始され、(ソウル〜東大邱)区間は2004年に開通している。
2期区間の開通でソウル〜釜山区間の所要時間は2時間18分となり、以前より22分短縮され、五松駅(忠清北道)、金泉(亀尾)駅(慶尚北道)、新慶州駅(同)、蔚山駅の4駅が新設され、同地域への交通が便利になる。
特に、これまでKTXのルートから外れていた慶州までの移動時間は2時間以内と、これまでの半分以下に縮まることになる。
ソウルから釜山までの高速鉄道の料金は、月曜日から木曜日まではこれまでより3,900ウォン引き上げられて5万1,800ウォンに、金曜日から日曜日までと祝日はこれまでより4,300ウォン引き上げられて5万5,500ウォンとなる。
また、ソウル駅から出発する京釜線KTXの最終列車の発車時刻は、現在より1時間遅い夜11時30分になる。
同部はこれにより、KTXの利用客数は、現在の1日平均10万6,000人から13万5,000人に増加するとみている。
同部は、2014年までに京釜高速鉄道の大田〜大邱区間および湖南高速鉄道の五松〜光州区間、首都圏高速鉄道の水西(ソウル江南区)〜平沢(京畿道)区間を建設する計画である。
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