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中国駐在員報告
2001年10月 その他 駐在員 : 外山敬三
・中国のサッカー事情
中国では、サッカー、バスケットボール、バレーボール、卓球などのスポーツが現在プロ化されているが、中でもサッカーの人気は一番高く、試合の模様は毎回テレビで生中継されている。
上海には甲Aに所属する上海申花、甲Bの上海浦東、乙の上海有線電視台、女子の上海電視台のチームがある。上海申花は甲Aでも常に上位に位置する強豪であり人気も高いチームである。甲Aのリーグ戦は3月から10月にかけて14チーム、ホーム・アンド・アウェー方式で行われ、ホームグランドである虹口サッカースタジアム(収容人員3万人)は常時7割程度のファンで埋まっている。
そんな中で今最もホットな話題は、中国代表チームの活躍である。中国はまだワールドカップに出場した経験はないが、プロリーグ発足(1993年)と同時にシュラップナーというドイツ人を代表監督に招きチームの強化だけではなく、最新のコーチング技術や組織づくりのノウハウも導入し、最近徐々にその効果が現れてきている。現在はユーゴスラビア出身のミルチノビッチが5代目の代表監督をつとめている。
現在、2002年に日本と韓国で開催されるワールドカップのアジア地区最終予選のB組(中国、ウズベキスタン、カタール、オマーン、アラブ首長国連邦)で好調に戦いを進めており、27日には対アラブ首長国連邦戦を1対0で制し、4勝1引分、勝ち点13でトップを独走し、10月7日の対オマーン戦にも勝利し、悲願のワールドカップ出場を決めた。
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