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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2008年10月 政治
駐在員 : 獅倉 浩


シンガポール・・・F1レース


9月28日(日)午後8時00分。スタート・フラッグが振られ、世界初、夜間に街中で開催されるF1レースが始まった。F1レースのコースは、エスプラネード(ドリアン・ホール)、リッツ・カールトン・ホテル、サンテック・シティー・コンベンション・ホール、などが立ち並ぶシンガポール川の河口、外国人観光客が一度は必ず訪れるマリーナ地区を走り抜けるように取られている。
観覧チケットは、3000枚の1日立ち見チケットを除き、基本的には練習走行日を含む3日間の通しで約10万枚販売され、一番安い立ち見がSD(シンガポールドル)168(1.3万円)、一番高いメイン席がSD1,388(10.7万円)。金融機関などが特別な得意客に大量に購入したと言う話もあり、当然ながらプレミアム価格が付いて、メイン席をSD7,000(54万円)で購入した人もいるそうだが、こんな高い価格では、メイン席は一般ファンになかなか手の届かない高嶺の花と言ったところだったようだ。
シンガポールは今年を含め5年間の開催契約を交わしており、今年のレース開催には、約SD150百万(115.5十億円)の費用を投じた。費用のうち60%を政府が支出したが、主催者の見積もりによると投資費用の約5倍の経済効果を見込んでいるそうだ。
F1レース本番の観覧者は10万人で、うち5万人は外国人。開催期間中のホテルはどこも満室で、ルームチャージは通常より遥かに高く、更に最低3日以上の滞在を要求するなどの条件を課していたのでかなりの利益を出したはずだ。オーチャード・ロードの商店はこの1週間、通常の120%以上の売り上げがあったということだし、外食店もかなり売り上げが多かったということだ。しかし、一方ではレースによって交通規制が敷かれ人が立ち入れなくなった、または立ち入りにくくなったマリーナ地区の商店は極端に売り上げが悪かったらしい。
テレビの放映でも、コース沿線の町並みやエスプラネードが映ることも無く、映像的な宣伝効果は期待していたようにいかなかったという声も上がっており、レース後の悲喜こもごもを踏まえ、収支決算をどのように考えるのか難しいところかもしれない。


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