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ヨーロッパ駐在員報告
1999年10月 社会・時事 駐在員 : 森 貴志
オーストリアと本県の交流の道(その1)
オーストリアの首都ウィーンは、文化の都と形容されており、かつてのハプスブルグ家の栄華により、文化面での影響力は欧州全体に及んでいる。また、現在、この地の政治、経済は、各界上層部の人々により掌握されているといわれており、その各界の人々が、社交界といわれる上層階級社会を形成して情報交換を行っている。
本県では、この社交界とのコンタクトが取れ、近く開催される社交界の集まりに「静岡茶」の紹介が可能になりそうだ。
この11月上旬、ウィーンにある宮廷高級シャンデリアの発祥といわれている老舗「ロープマイヤー店」で、「茶器とお茶」というテーマでウィーン社交界の集まりが行われる予定となっている。そこに、日本茶輸出組合(事務局静岡市)の協力のもと静岡茶が紹介される可能性がでてきた。
この社交界、約500人ほどの人が集まる予定になっているが、各界の有力者も集まるこの場で、静岡の緑茶が紹介されることは、ウィーンにとどまらずヨーロッパの社交界の中に浸透する可能性もある。この社交界、メンバーは掌握できないが、日本人としては、在ウィーン日本大使ご夫妻が参加する予定。
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