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ヨーロッパ駐在員報告2002年10月 社会・時事 ドイツ・ベルリンマラソン大会、高橋尚子選手優勝の一方で暗い影
今回は、高橋選手の体調不良と準備不足が一部では指摘されていたものの、ドイツではオリンピックの金メダルリストでもある高橋選手の優勝は確実視されていて、このためか、前回ほどには高橋選手に対する賞賛の声は聞こえない。 また、今回のレース中に参加者の2人が倒れるという事故も、その後の祝勝ムードに歯止めをかけたのかもしれない。そのうちの49歳のドイツ人男性は、ニューヨーク・マラソンなどにも参加したことのあるマラソン経験者だが、心臓発作で帰らぬ人となってしまった。 今年5月のハンブルク・マラソン大会でも同様の死亡事故があり、関係者は今後の競技前のメディカル・チェックの方法について真剣な議論を始めた。 |
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