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中国駐在員報告

2014年5月 経済
駐在員 : 野村芳一


上海市で家政婦の給与が、急上昇しているらしい。需要の割に供給が少ないので、あまり満足できない人でもがまんしているという話は聞いたことがあったが、月給が直近10年で5〜6倍になったケースもあるという。近年は大卒者の就職先にもなっているようだ。
7万人が登録する家政婦の仲介サイトがまとめたデータによると、昨年最も給料が高かったのは、新生児の世話をする家政婦で、月給の最低が7,000元(約12万円)、最高が1万元(約17万円)だった。2010年に大学を卒業した社会人3年目の平均月収の3,869元を大きく上回っている。育児などの世話をする家政婦の月給は昨年4,000〜6,000元で、2004年から最大で6倍となった。
高学歴化・若年齢化も近年の傾向のようだ。サイトへの登録者のうち、専門学校以上の学歴を持つ家政婦は12.3%を占めた。やはり、大きな魅力は給与で、大卒者の直近3年の賃金の上昇幅が25〜35%にとどまるのに対し、50%以上、一部では2倍以上の上昇がみられたという。
日本人の求人についても同じような傾向があるようだ。最近、日系企業への人材紹介を行っている会社の方から、江蘇省のあるインターナショナルスクール系の幼稚園の日本人教諭を月給3万元(約50万円)で募集していると聞いて大変に驚いた。大卒で幼稚園勤務の経験がないとビザの取得が難しいから、というのが高給の理由だそうだ。お話を聞いたのは子育て中の女性で、日本に帰ると子供用の物が円安であまりに安く思え、つい買いすぎてしまうという。
最近、中国に起業のために来たという優秀な日本人が増えているような気もする。日本から多くの人が出稼ぎに中国に来る時代になりつつあるのかもしれない。


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