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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2010年4月 経済
駐在員 : 長谷川 卓


    1966年、当時の東南アジアの中心都市、首都マニラにアジア開発銀行(ADB)本部が設置された。1986年、マルコス独裁政権を市民革命で打倒し、アセアン諸国でも逸早く民主化の道を歩み始めた。このようにアセアンのトップランナーだったはずのこの国の経済発展が思うように進まない。
     仕事よりも家族の絆、日々の楽しみを大切にする国民性は、ラテン系とマレー系の血を引くフィリピン人の性向を反映していると語る識者もいる。現地日系企業駐在員に話を聞くと、「給与の月2回支給の常態化」、「1回・1日単位での食料品の購入」、「製造業(工場勤務)よりサービス業(販売、介護、娯楽)が好き」など、フィリピン人気質を物語る言葉が並ぶ。
     国民性を反映してか、海外出稼ぎ労働者(OFW)が、約900万人も存在し、その送金収入がGDPの約1割を占める。現アロヨ大統領もOFWを率先して推奨しており、中東諸国を訪問し、自らトップセールスを行っている。
     国内産業の基盤育成よりもOFWを重視する政策について、現地展開日系製造業の反応は冷ややかだが、人口約9,000万人、一説では1億人を超えているとも言われ、若年層の多い同国の市場は未開拓で魅力は大きい。
     また、「ジプニー」と呼ばれる格安の乗合タクシーが独自の発展を遂げたため、モータリゼーションの進行が遅れ、他のアセアン諸国で見られる経済発展に伴う二輪車販売の爆発的拡大がいまだに起きていない国でもあり、本県の主要産業の一つである、二輪業界の期待は大きい。


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