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駐在員報告

2007年9月 経済
駐在員 : 掛澤 孝壽


海外旅行が大好きな韓国人


国際通貨基金(IMF)の統計が8月6日発表され、2006年の韓国のサービス収支の赤字額は、世界で3番目に大きいことが分かった。
サービス収支とは、外国との観光、留学、研修、保険、通信、運輸などのサービス取引による収入と支出の差額を指す。
統計庁などの調査によると、2006年韓国のサービス収支の赤字額は前年比37%増の187億6,300万米ドルで過去最大となった。この赤字額はドイツ(487億5,800万米ドル)、日本(201億2,900万米ドル)に続く規模である。
一方、サービス収支の黒字額が最も大きかったのは米国の797億4,000万米ドル。以下、英国(537億5,700万米ドル)、スペイン(277億8,300万米ドル)、スイス(262億7,100万米ドル)と続いている。
サービス収支の赤字額の大きい国は製造業を中心に経済が成長しており、一方、黒字額の大きい国はサービス産業が盛んであることが特徴となっている。米国は事業サービス、英国は金融サービス、スペインは観光産業がそれぞれ発達している。
ところで、2006年の韓国のサービス赤字をもう少し細かく見ると、旅行サービス赤字が129億2,000万ドルで全体の69%を占めている。旅行サービス赤字の内訳は、観光目的を中心とする一般旅行赤字84億9,000万ドル、海外留学・研修赤字44億3,000万ドルとなっている。
また、サービス収支に貿易収支等を加えた経常収支で韓国を見ると、黒字額は2004年の282億ドルから2005年は150億ドル、2006年は61億ドルに減少しており、輸出で懸命に稼いだ外貨が海外旅行や留学などで再び海外に流れる形になっていることが分かる。
韓国の昨年の海外旅行客数は前年比15.2%増の1160万人に達しており、日本への訪問者数も212万人弱となり、史上初めて200万人を突破した。
国際観光振興機構ソウル事務所は、「旅行サービス赤字が多かったのはウォン高や週休2日制の実施等により、海外旅行客が増えたため」と分析している。   


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