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中国駐在員報告2001年4月 経済 3月1日から7日まで、上海市・上海世界貿易商城で代11回華東交易会が開催された。 この交易会は、1991年に始まり、中国輸出商品交易会(広東交易会)に次ぐ規模で、地方交易会としては最大規模となっている。 主催は上海市、浙江省、安徽省、福建省、江西省、山東省、南京市、寧波市で、展示面積は61,200u(対前年比37.8%増)、2,807ブース(対前年比46.9%増)、出展企業数は2,990社(対前年比50.0%増)であった。 7日間で、来場バイヤー数10,562人(初めて1万人を突破)、成約額は15.32億ドル(対前年比18.35%増)の実績であった。 今回の特徴は 1、専門化:紡績服装館、軽工業館、工芸品館、国際館、総合館の 専門館に分け、商品構造を明確にした。 2、規模拡大:展示面積、出展小間、出展企業が大幅に増えた。 3、国際化:海外企業の出展が大幅に増えた。 4、資格審査:出展企業、出展商品に対して事前審査を行い、内容 を厳格化した。 浙江省からは、361企業、551ブース(最大規模の交易団を構成)が出展し、その特徴は 1、私営企業などの非公有企業が1/3を占めた。(浙江省には自営輸出権の資格をもつ企 業は3,183社ある) 2、商品構造において、絹、茶などの初級商品と付加価値の高い工業製品の割合が「18. 3:81.7」から「10.3:89.7」に変わった。 3、インターネットを利用した『ネットサロン』を設け、バイヤーに商品情報の提供をし、Eコマー スビジネス時代に入った。 |
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