韓国駐在員報告
2012年1月 その他 駐在員 : 掛沢 孝寿
中国や日本など外国人観光客の大幅増に加え、海外に出掛ける韓国人の利用も増えていることからソウル市内の主要免税店が売り場の拡張に乗り出している。業界では、昨年4兆ウォン(約2,830億円)強だった売上高が2011年は5兆ウォンを超えると期待している。
ロッテ免税店は、中区のロッテ百貨店本店内にある小公店と松坡区の蚕室ロッテワールド店で、それぞれ1,650平方メートルの増床工事を進めている。小公店はこれまで百貨店の9階の一部と10階全体を使っていたが、11階の一部も売場とし、延べ9,250平方メートルに、蚕室店は5,750平方メートルに広げる。
すでに東和免税店(鍾路区)は、売り場を5,220平方メートルに約50%広げ、8月にリニューアルオープンしている。
ソウル新羅ホテルは、現在2階建ての免税店を4階建てに建て替える計画であり、シェラトン・グランデ・ウォーカーヒルも、早ければ来年、ホテルの改装とともに免税店を拡張することを検討している。
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