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中国駐在員報告
2010年6月 社会・時事 駐在員 : 野村芳一
上海の地元紙によると、中国海外観光フォーラムがこのほど発表した「長江デルタ海外観光市場報告」で、2009年に海外旅行(香港、マカオ、台湾含む)に出掛けた上海市民は、前年比16.3%増の85万9000人で、伸び率は全国平均の4%を大幅に上回った。
行き先として一番多かったのは、日本で全体の14%を占め、12万人であった。専門家によると日本旅行が人気となっている理由として、(1)ツアー商品の多様化(2)強制的な買い物日程が組み込まれていない(3)サービスの良さ(4)個人向けビザの開放−を挙げている。
香港、マカオ、台湾を除くと、日本以下は、タイ、インドネシア、韓国、オーストラリアの順だった。地域別では、アジアが73.4%を占め、ヨーロッパ(10.0%)、オセアニア(8.4%)が続いた。
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