韓国駐在員報告
2012年1月 その他 駐在員 : 掛沢 孝寿
韓国を訪れるタイ人観光客の数が急増している。
韓国観光公社によれば、タイは、日本・中国・米国・台湾・フィリピンに続き訪問客が6番目に多く、タイ人観光客の数は2009年が前年比18.0%増、昨年も前年比20.8%で、増加率で見ると中国(2009年14%、10年39%)に次いで高い。
今年初めて外国人観光客10万人を突破した江原道・南怡(ナミソン)島でもタイ人観光客は5万人と、全体の約半分を占めた。
また、昨年の韓国客による支出額は、タイ人観光客の場合、一人あたり1,392米ドル(約10万8,000円)で、日本人(1,070米ドル)より多く、1位の中国人(1,672米ドル)に迫る勢いである。
タイ人観光客が急増した最大の理由は、東南アジアでの韓流ブームである。「チャングムの誓い」や「フルハウス」などの韓国ドラマに加え、最近では若者の間で「スーパージュニア」など韓流スターの人気も高く、また、王族の影響が強いタイで、ウボンラット王女はじめ最上流層が韓流ファンであることも理由の一つとみられている。
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