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ヨーロッパ駐在員報告
2002年8月 社会・時事 駐在員 : 山口 幸博
・ドイツ、旅行業界不振か
ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は7月11日、最新の旅行業界のアンケート調査結果を発表した。それによると、今年夏季の旅行シーズンは低調に推移するとの見方が支配的で、ホテルの20%、旅行代理店の25%が人員削減を検討し、ホテル業では3分の1が設備投資を断念、飲食業では36%が赤字を予想しているという。
同連合会はこの理由として、長引く景気低迷による根強い消費の控えと米国テロ事件の後遺症を挙げているが、このほかにも社会保険料引き上げや硬直した労働市場を指摘している。
一方、フランクフルト国際空港を運営・管理しているFraport AGは、今年6月の利用者数は440万人で、前年同月比で4.7%減少し、1〜6月期の利用者数も前年同期比で4.3%減少したことを明らかにした。
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